TextEdit 【FRIENDS vol.00】「テンチョー」ができなくなったら、自分には何が残る? アパレル15年の経験と、映像制作者としての武器。 - TINY PERK
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【FRIENDS vol.00】「テンチョー」ができなくなったら、自分には何が残る? アパレル15年の経験と、映像制作者としての武器。

2026.05.02

「おもしろい人の、おもしろい話。」をテーマにお届けする「FRIENDS」のコーナー。記念すべき第1回目は、誰かに話を聞きに行く前に、まずは「自分自身」を深掘りしてみることにした。

横浜市金沢区で映像制作者として「TINY PERK」を立ち上げた現在の僕が、15年間アパレル業界で働いていた「過去の僕(テンチョー)」にインタビューしてみようと思う。異業種からなぜ映像の世界へ飛び込んだのか、そしてアパレルで培った何が今の武器になっているのか。少し気恥ずかしいが、本音で語ってもらった。

■ Q1. そもそも15年前にアパレル業界に入ろうと思ったきっかけは何だったの?
金子(過去): やっぱり、大学時代にどんどん服に興味を持ったことから始まるね。高校、大学くらいにはファッションがすごく好きになって、古着屋さんに通ったり、いろんな雑誌を読み漁ったり。毎日のように友達と「どこのブランドがいい」なんて話ばかりしていたんだ。だから、大学を卒業した後の進路は、自分の中で「アパレル」一択だった。ただ、当時のアパレル業界は今と比べると相対的にそこまで大きなマーケットじゃなかったから、就職先としての「信用」みたいなものはあまりなくて、親や周りから心配されたのは今でも覚えているよ。それでも僕は原宿にある前の会社のオープニングスタッフとして働き始めた。どうしても正社員として働きたいという気持ちが強かったから、まずはアルバイトから必死に頑張って、そこから社員に上がっていったんだ。根本的に服が好きだというのもあるけれど、今となっては「販売員」という仕事自体や、現場に立つ人たちに対する強いリスペクトと思い入れがあるんだよね。

■ Q2. そこから15年間も業界にいて、最終的にフリーランス(映像制作)になる前は、どんな不安を抱えていたの?
金子(過去): 正直、「テンチョー(店長)」というポジションができなくなった後に、自分には何が残るのかという自信のなさが一番大きかった。その先のキャリアに対して、あまり魅力を感じていなかったんだよね。だからこそ、会社に依存せず「自分で稼ぐスキル」が欲しいと思うようになって、その手段として動画編集にたどり着いたんだ。

■ Q3. 専門学校を出た映像クリエイターも多い中で、全くの異業種から戦うための武器はあった?
金子(過去): 専門的な知識では劣るかもしれないけれど、僕には「毎日現場に出て、お客様と話して、何を求めているかを探り続けた15年間のスキル」への絶対的な自信があった。動画制作でもそれは同じで、自分が売りたいスキルをアピールするのではなく、相手が求めているものを知るための「ヒアリング」に8〜9割の比重を置いている。まず相手の求めるものを明確にすることが最優先なんだ。

■ Q4. ヒアリングの結果、自分の映像スキルでは解決できないとわかった時はどうするの?
金子(過去): その時は正直に、「自分にはないものなので、こうした方が良いのではないか」と別の解決策を提案して、あえて商談にしないことも徹底している。それが僕のスタンスだし、結果的に今までのお客様から高評価や信頼を得られている理由だと思っているよ。

■ Q5. アパレル店長時代と、今のフリーランスで、一番変わったマインドは何?
金子(過去): 「責任の取り方」だね。店長時代はアルバイトや部下の責任を自分が取るという重圧があったけれど、今は「自分がやったことの責任は100%自分」。ダメなら自分の行動を変えればいいだけだから、フラストレーションはなくなった。だからこそ、右も左もわからない映像業界に入っても、見栄を張らない。「知らないことは恥ではなく、聞かないことが恥」。わからないことがあれば素直に人に聞くというスタンスの必然性が、フリーランスになって身に染みてわかったよ。

■ 締めくくり
いかがだっただろうか。過去の自分と対話してみて改めて気づいたのは、僕の映像制作の根底には常に「アパレル時代の徹底したヒアリング」と「現場で働く人へのリスペクト」があるということだ。TINY PERKが掲げる「小さくても本物を。」というコンセプトは、ただ綺麗な映像を作ることではなく、相手の本当の課題に寄り添うことから始まる。もし、この記事を読んでくれている一人社長や個人事業主の方で、「自分の事業の良さをどう伝えたらいいかわからない」と悩んでいる方がいたら、ぜひ気軽に「CONTACT」から相談してみてほしい。映像を作る・作らないに関わらず、まずはあなたの「ちょっとイイ感じ」を一緒に探すところから始めましょう。

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金子浩之

WRITTEN BY

金子浩之 / TINY PERK

横浜市金沢区を拠点に活動する映像制作者。アパレル業界から転身し、2023年より「小さくても本物を。」をテーマに映像制作・発信を続けています。

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